そろそろ、過ぎた日の恋についても『何か思い出して』みようかなという。三十代、自省の日々とこれからの事。
何かを見ると何かを思い出す
LONDON DAYS .13 空港で
2007-06-26-Tue  CATEGORY: 過ぎた日の恋
現在考えると、きっといろんなタイミング、シチュエーション、
雰囲気が重なって、発した言葉だと思います。
けど、それが当時の自分の想いの全てっだったし、
後先を考えたら言えなかったでしょうけど、本気で言った言葉でした。
ここからなら、世界中どこにでも飛べると
本当に考えていました。

涙を溢れさせながら微笑んでいた彼女に
「どの便に乗るかを選ぼう」と言い、手を繋いだまま
フライト便を知らせる大きなパネルの前まで行くと、
ちょうど僕が乗る予定の便がアナウンスされているところでした。

僕の表情を見た彼女が「本気なの?」と。
「出来ないことを口にしたら、それは罪でしょ」と
僕の目を真直ぐに見ながら言いました。

"出来ないこと"だったのかどうかは、解りません。
現実的に考えて、難しいことだったでしょうけど
不可能なことでは無かったでしょう。
僕が乗る予定の便の搭乗開始の時刻が近づいていました。





ブログランキングで世に出してやってください
ヒトサシユビ分の気持ちをください♪
ページトップへ  トラックバック0 コメント2
LONDON DAYS .12 空港で
2007-06-19-Tue  CATEGORY: 過ぎた日の恋
 「このまま、どこかへ行こう。
  パスポートはいつも持ってるんだろ?
  仕事も、国も、家族も捨てていいから、二人で暮らそう。
  1年間ぐらいなら暮らせるだけの蓄えは有るから
  その間にどこかで仕事を見つければいい。
  ここで起きた10日間の出来事は、二人の真実で、
  もう離れなきゃならない理由は無いだろ?
  その理由が国だったり、仕事なら、僕は君を選ぶ。
  何処かへ、今ここから二人で出よう」

繋いだ手を握ったまま言葉にならず、彼女を見つめていると、
感情が溢れ出して、そんなことが咄嗟に口に出ていました。

彼女の瞳に涙が溢れ、頬をつたってテーブルに落ちて。

「どこに連れてってくれるの?」
涙をこぼして微笑みながら、彼女が言いました。





ブログランキングで世に出してやってください
ヒトサシユビ分の気持ちをください♪
ページトップへ  トラックバック0 コメント2
『忙しい』ってのが嫌いです。
いや、忙しい状況がキライなんじゃないんですよ。
ていうか、逆にそんな状況には"ガン燃"するタイプです。

口からこの言葉が出るのがね、どうも嫌で。
どんな状況であれ、自分のタブーにしてます。
人が言ってるのは別にどうも思わないんだけど、
自分の口から出ようものなら、もう罰として3日間メシ抜きですw

最後にこの言葉を使ったのは、20世紀の終わり頃だったかなぁ。
タイト過ぎるスケジュールの出張から帰ってすぐに会議に入って、
その夜に接待で、笑いたくもない席で笑ってた時でした(実話)

だってね、「忙しい」なんて言って
なん〜の得にもならないし。
だれ〜も、嬉しくないでしょ?
「知らんがな」ってなるでしょ?

この10日間ほど、東へ西へ、北にも南にも
動いたね。うん、よく動いた。
仕事以外でPC触ることも無かったね。
音楽もまともに聴いてないし、映画も観てないなぁ。
たまに「久し振りに今夜は時間に余裕があるなぁ」ってときに
朝まで飲んでたりする自分にも、問題があるのも事実ナンデスガ・・・

日曜日の休日って、何年振りだろう。
たっぷり眠って、仲間と"ゆるい"雰囲気でメシ食って。
帰り道に寄ったツタヤで、いつもお世話になってる
美容師さんに偶然会って、暫し立ち話。
ムムムム・・・
『少し呑みに行く?』って言葉を"グッ"っと、
ホントに"ググッ"っと飲み込んで、帰ってきました。
〈自制心〉が〈欲望〉に対して負け続けていたのてすが、
連敗ストップです。勝利者インタビューです。

誘ってたら、楽しい夜だったろうなぁ・・・





ブログランキングで世に出してやってください
ヒトサシユビ分の気持ちをください♪
ページトップへ  トラックバック0 コメント2
LONDON DAYS .11 空港
2007-06-07-Thu  CATEGORY: 過ぎた日の恋
チケットの手続きを終らせ、搭乗開始までにあと1時間ほど、
空港内のカフェでコーヒーを飲みながら過ごす事に。
またお互いに、言葉少なになってしまい
黙ったまま、空港内を行き交う人々を眺めていたかな。
フライト便の予定を知らせる大きなパネルの文字が、次々と変化していき
この場所が世界中に繋がっていることを意識していましたよ。

ヨーロッパの主要都市の空港。
夕方、多くの人々が流れる時間帯に
どこか取り残された二人。

あと数十分も経てば、お互いに別の暮らしに戻ることも、
多分、もう会えないかもしれないことも
二人とも解っていたんでしょうね。
お互いにテーブルの上で手を繋いで。
もう何も、言えず
彼女の瞳も、僕も、
お互いを見つめていました。





ブログランキングで世に出してやってください
ヒトサシユビ分の気持ちをください♪
ページトップへ  トラックバック1 コメント4
LONDON DAYS .10 空港
2007-06-04-Mon  CATEGORY: 過ぎた日の恋
帰国の朝、前夜にお互いの今後を語り合っていたのですが、
二人ともそれまでの朝とは違う空気を感じていたと思います。
もうキッチンで二人が寄り添うこともなく、交わす言葉も少なくて。
お互いが、今夜からどうなってしまうのか
もう理解していたのだと思います。

昼過ぎに彼女のアパートを出て、ヒースロー空港への電車に乗ると
それまでお互いに黙っていたのですが、
急に彼女が表情も明るく、僕に話し掛けてきました。
年が明けて、日本に帰ったら"カニ"を食べに連れて行ってほしい、
ズコク楽しい10日間だったなぁ、などと言いながら、
二人が何をしていたのかを思い出して
嬉しそうに話してくれました。

彼女は、大人でした。
きっとこのままの雰囲気で空港に行ってしまうと、
最後に"また"哀しい思いで離れなきゃならないと考えたのでしょう。

空港に着き、チケットカウンターへ搭乗手続きに行く時に
「乗ってから読んでね」と、
封筒を彼女が渡してきました。





ブログランキングで世に出してやってください
ヒトサシユビ分の気持ちをください♪
ページトップへ  トラックバック0 コメント2
LONDON DAYS .9
2007-06-01-Fri  CATEGORY: 過ぎた日の恋
帰国する2日前の夜、初日と同じイタリアンで食事をして
目的もなくブラブラと散歩しながら過ごしていました。
石畳で出来た舗道を歩いていると、ふと彼女が
「あさって、帰っちゃうんだね」と。

二人の間に、会話が途絶えてしまいました。
お互いに解っていたのだと思います。
現在の、この関係は
きっと今だけのものだと。

アパートに帰るために、いつもの赤いダブル・デッカーに乗り込み、
彼女は僕の肩に寄り掛かるようにして眠っています。
首を傾けると、彼女の髪を頬で感じて、
僕は外の動く景色を見ながら、考えていました。

こんな関係に戻れることを、期待していた訳でも無かったし
どちらかと云えば、「戻りたくない」と考えていました。
離れてしまった恋が、二度と元の様になれないのなら、
彼女を想っていても、気持ちは隠していたいと。
けど、いまこの瞬間に彼女は隣で眠っていて
僕と一緒にバスに乗り、同じ場所に帰ろうとしている。
帰ったら、またコーヒーを飲み、多分お互いを抱き締めながら
一緒に眠って、朝を迎えるんだろう。
ただ明後日になって僕が日本に帰れば、お互いにまた日常が始まって、
二人の心が離れていた3年間と同じ毎日が戻ってくる。
それはもう、続きの無い儚い現実なのだと。

帰りのバスの車内。隣で彼女は眠っています。

二人で過ごしたロンドンでの出来事を思い返すと
彼女と、そしてもう戻れないこの数日間が愛しくて。
ただ、避けられない現実に
堪らない寂しさを感じていました。

窓の外は、街路樹を渡して飾り付けられた
ネオンロープが薄暗く灯っていました。
あの時の感情、情景、漂う空気感は
多分忘れられないと思います。





ブログランキングで世に出してやってください
ヒトサシユビ分の気持ちをください♪
ページトップへ  トラックバック0 コメント3
<< 2007/06 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 何かを見ると何かを思い出す. all rights reserved.